2024年3月1日 「Dr.スランプ」や「ドラゴンボール」などのヒット作を生んだ漫画家の鳥山明さんが急性硬膜下血腫のため68歳で死去したとの報が世界中を駆け回った。
その報は仕事中にスマホのNET NEWで知ったのですが、まさにドラゴンボール世代の私にとっては悲し過ぎます。
ロスジェネ世代と言われ社会人になる手前では就職氷河期を経験した年代ではありますが、この世代の幸福なことの一つに、学生時代にドラゴンボールをリアルタイムに見ることができたことが挙げられます。
小中高校と学生時代の大好きな漫画であり、アニメでした。
毎週水曜日19:00からフジテレビで放送されていましたが、毎週毎週待ち遠しく、本当に楽しみでありました。学校から帰り、友達と外に遊び出ても、ドラゴンボールを見るために19:00までには帰宅するようにしてました。今のようにいつでも後からでもみられる時代ではなく、リアルタイムで見なければ見ることができず、毎週この時間を楽しみにしていた記憶が思い返されます。
中学校になり、フリーザーと対戦する頃には、部活動も忙しくなり19:00までに帰ることができなくなることもありましたが、アニメはみられなくとも、毎週発売の週刊少年ジャンプで楽しんでいた。
中学校時代に、学校行事の一つに落語家さんをお呼びして体育館で講演を聞いたことがあります。その際に、つかみとしてドラゴンボールの話をされ、「フリーザーとは1年も戦ってますからねー」と中学生向けに話をした際には、笑いが起こったことも思い出しました。
1年間も戦いすぎじゃね、とみんなが思っていたことをユーモアたっぷりに突っ込んでいたことを私たちは共感したのだと思います。
ただフリーザー編はいくら長く戦っていても、全く飽きなかったです。
はじめは敵との圧倒的な力差に歯が立たなくとも、修行や特殊能力、試練を克服することで力の差が埋まり、一度は優位に立てても、更に強い相手がでてきたり、相手も変身て強くなったりして、また窮地に陥る。それに対してまたも修行などでレベルアップして戦いを挑み続ける構図とストーリーが飽きを感じさせなかった。ワクワクしました。
戦闘力を表現することで、読者にわかりやすく力の差を表現したことも魅力でした。
ピッコロがフリーザーを倒すのではないかとも思ったぐらいです。
やはり最後は孫悟空が決めてくれます。
必殺技も考えられたかっこいい技です。かめはめ波、界王拳、元気玉。気円斬に魔閃光殺砲。アクマイト光線。
あっくんあっくんチュースケパーってあったような。
魔封波なんて、当時、音でしか意味を感じませんでしたが、なるほど、魔族のピッコロ大魔王を封じるのにこのネーミングねって。
名前がイケてます!
狼牙風風拳
そして、伝説のスーパーサイヤ人となったことには興奮を覚えました。
歴代の、これからの漫画アニメでも、最も強い人間は『孫悟空』だろうな。
みんなスーパーサイヤ人に憧れたものですよね。
大人になってからは、日曜日に放映された『ドラゴンボール 超』を、子供時分と同じぐらい、いやそれ以上に楽しみに観ておりました。
その後の映画も子供時代は映画館にいくことがなかったですが、大人になった今だからこそ、足を運び観覧しました。大人世代も大勢来ていたことが、同じ世代を過ごしたのだなーと感じ入るものがありました。子供が大人になり、子供ができ、一緒に楽しめる。そのことが嬉しいです。
子供のころは何にでもなれる、と思っていたが、大人になった今、自分で自分の限界を決めていないか。限界突破するように努力しているか。自問です。
ドラゴンクエストも、大はまりした世代です。初めて遊んだのは、ドラゴンクエストⅡ。復活の呪文を間違え何度涙したことか。Ⅲも当然ながら楽しんだ。カセットに衝撃が入り冒険の書が失われることも多々ありながら、いち早くクリアーすることを競ったものです。
キャラクターを鳥山先生が書かれていたことはどちらかというと後から認識したと思われますが、ドラゴンクエストのキャラクターも愛らしく、カッコよかったことが広く親しまれた大きな要因と思います。
鳥山先生の絵って、好きなんだと思います
漫画を見る際に、絵が好きか嫌いってありますよね。
全くしらない漫画を読もうとした際に、これ好きな絵、そうでない絵って皆さんありますよね。
鳥山先生の絵は大好きなんですよね。なんでだろ。
今秋には新たなアニメの創作されていたようですので、まだまだ、これからたくさん創作をお考えであったと思います。
世界中の愛好家が悲しんでいると思いますが、ご本人が一番悔しいのかもしれません。
先生のご冥福とこれまで愉しませてくださったこと、またこれからも自分の中に生きていくであろう遺産を残してくださったこと、感謝に尽きません。
先生のご冥福とご親族の皆さまへの哀悼の意捧げます。