No.83 読書 永守流 経営とお金の原則 

読書

お世話になります。

読書の夏、ということで、「永守流 経営とお金の原則」をよみました。実際に読みましたには、1年前なのですが、再度パラパラと読み直ししたので、今更ながらの感想です。

著者は、日本電産㈱(現ニデック㈱)創業者の森守重信氏(1944年生まれ)。1973年(28歳当時に、京都で仲間3人と日本電産㈱を設立し、いまや世界的なモーターメーカーに育て上げた誰もが知る経営者です。現在の会社に至るまでには、M&Aを実施し、その会社は、日本電産○○〇などという社名になっています。

同社のHPの沿革からわかることは、M&Aをした会社の数は、なんと74社(2023年8月時点)。

その永守氏は、M&Aを行うにあたり、M&Aしたい企業へ、毎年お手紙を書き「ぜひ買わせてください」と提案するそうだ。

毎年、週十通にも及ぶ手紙を送っているそうだが、直ぐに「はい、わかりました」ということはなく、16年かかったこともあるそうだ。平均してざっと5年ほど、かかっているようですが、何かあった際に、相手方から連絡をくれることもあり、有効な手段のようである。

手紙をもらった側は、一代で世界的な企業にまで成長させた営の神様のような人物から、会社を評価され、興味を持ってもらえたことにうれしさや、光栄さが沸き上がることもれば、失礼な奴だ、と思う方もいるでしょう。

わたしが感じましたのは、

1)興味を持っていることの意思表示を丁寧に行う。

2)継続的に繰り返す。。

ということだ。

直ぐに結果が出ずとも、何かあった時に、相手方から連絡がくることがあり、M&Aにつながることがあるそうです。

最後に、ビジネスで大成功の言葉では表しきれない功績を残された方でも、上手くいかないことがあるのだなーと感じたことです。

同書は、2022年1月8日 発行である。

「あとがき」で、2021年最高経営責任者CEOを降り、社長を日産自動車出身の関潤氏に託したと記載あります。

しかしながら、その後、関氏は関潤社長が「業績悪化の責任をとるため」として、2022年9月にCEOを辞任すると発表しており、現在は、2022年当時の小部博志副会長(73)が、代表取締役社長執行役員
、最高執行責任者となっております。

永守氏は、代表取締役会長のまま、関氏は、ネット情報では、現在台湾の鴻海科技グループで電気自動車(EV)事業の最高戦略責任者(CSO)に就いているそうだ。

辞任となっているが、マスコミの記事を見る限り、会長の期待の添うことができず、辞めた格好であると感じた。

偉大な創業経営者になるほど、後継者を育てることは難題であるのだと感じた1冊であった。

【読書本】

本題:「永森流 経営とお金の原則」 永守重信 日本経済新聞出版 

定価:(本体 ¥1,600+税)

発行:日経BP

発売:日経BPマーケティング

発行:2022年1月8日

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