お世話になります。
昨日、後輩君とお客様へ同行した時の話です。最近同行する機会が増え、いつも何か違和感を感じていたのですが、その正体がわかった出来事でした。
昨日は、取引先のAさんと後輩とわたくしの3人で、お客様へ訪問しました。
取引先Aさんは仕入先の担当者であり、その商品を弊社で販売しているのですが、Aさんからの要望で、どこかエンドユーザーに連れて行ってほしいとのリクエストがあり、かねてよりお世話になっているお客様にアポイントをいただき訪問した次第でした。そのお客様は以前担当していたお客様なのですが、今は後輩君に引き継ぎ後輩君が担当しているお客様です。
しかし、まだ日も間も浅いため、わたしの方がお客様との接点が強く、また、そのお客様への訪問の前後も別のお客様へ取引先Aさんと同行訪問しておりましたので、その合間に訪問する格好のため、今回は、後輩君に事前に話を通しておいて、わたしがアポイントをとり、後輩君にも同席するようにセッティングしたわけです。
予定通りの時間に訪問しました。お客様は急遽、現場での作業が入ってしまったらしく、あまり時間がなくなってしまいました、とおっしゃりながらも、取引先をお連れしていたので、お時間を取ってくれました。ここで、申し訳ない、会えない、となりますと、取引先Aさんを連れている手前、面目丸つぶれです(この日のAさんは仮にその場合であっても都合を汲んでくれる人ですので、また、その時はその時で何とかしますが)。
しかし、お客様もそのようなことを理解してくれている方ですので、また、もともとアポイントを取っているということもあり、お時間をいただけました。
そのような出だしの背景がありながらも、打ち合わせ室で名刺交換し、着席し、挨拶させてもらえました。元々、仕入先でもある取引先様の商品を購入してくれていますので、御礼と昨今の電子部品の入手にしずらさや納期、製品の説明、ご質問にお応えする格好で、あいさつが終わり、その面談は終了しました。
違和感はそのあとなんです。
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最後に、本日はお時間いただきましてありがとうございます。とお辞儀をして別れたのですが、後輩君も同じように言葉では発しているのですが、お辞儀がないわけです。
お辞儀はしてますよ、しかし、ちゅこっと、頭をさげるぐらいなんです。
隣で挨拶している取引様Aさんも同じ感じなんです。
これに、違和感を感じたわけです。
そういえば、後輩君と同行した時に感じた違和感はこのことだ、と思い出しました。
別に悪くはないですよ、しっかりと言葉で挨拶もしているのですから。
しかしですね、わたくしは、お忙しい中お時間をいただいていること、いつも、製品をご購入いただいていることを実感しておりますので、しっかりと腰を曲げてお礼をしてます。わたしの中では自然な行いで、何も特別なことではないんですが。
一方、若い二人の挨拶はお辞儀がないんです。全く無いわけではないんですよ。しかし、会釈よりも浅いんです。
ん?
ん?
んーーーーーーーー?
まーまー、その程度の挨拶の時もあるときはありますよ。
ケースバイケースでお辞儀はかわりますよ。
会釈程度の時は確かに軽く腰を折り、頭を下げる。通常は30度ぐらいのお辞儀かな。
最敬礼や、謝罪時のお辞儀などは深々と頭を下げるよね。
これが、今時なのかな?
お客様はどのように感じるのかな? 若い二人がそのような挨拶で。
そこまで考えるのは考えすぎなのかな?
以前、後輩君と同行した時も、引継ぎの挨拶時にお客様との別れ際に、頭をちょこっとしか下げなかったんです。
もしかしたら、頭を下げない強気な営業手法か、やるな、知識も経験も少ない中でもその信念があってそのようにしているのでしょう。
うん、そう思うようにしました。やるな。後輩君。
どこまで、それで通用するのか見てみたいよ。
それも、一つの営業の考え方哲学だとも思うので。
営業に正解はないと思ってます。しかし、最低限の礼儀礼節はあります。
これって、言われてするものではなく、社会人としてあり前、と申しますか、本当に感謝していると自然にその行為が表に現れるものだとも思います。わたくしは、お客様に日ごろご注文を頂いている感謝とともに、その日も多忙の中お時間をいただいていることにありがたい気持ちがございました。
卑屈になるのはよくないですよ、自然体は楽ですよ。
しかしながら、ありがたいと感じていると、自然に感謝の気持ちって表に現れますよね。
自分のブランディングでそのような営業をしているというなら、継続して自分ブランドを作っていってほしい。
しかし、感謝の気持ちは忘れずに。
もし、それもなく、何も考えなくてそのようにしているのであれば、今後の自分のために営業をもっと真摯に考えた方がよいかもしれないね。もっと営業を勉強した方がいいよ。
営業には正解はない。しかし、お客様や取引先、社内の人たちから応援される人でなければ物事はうまくいかないことも出てくるよ。
小さいと言ったら語弊があるけれど、大きな仕事、責任がある仕事の場合、尚更だ。
今のように責任が少ない中での活動では通用するかもしれないけど、お客様から嫌われたら仕事の話すらもらえなくなるよ。それでも、仕事の話がくるのは、よっぽど独占したサービスや製品、技術力をあわせもった製品を扱っているなど、嫌でもそこから購入するしかないケースの場合など特別な場合だよ。稀だよ。
そこまでになるには、相当に力と努力が必要だよ。
そうなれれば、楽かもしれないが。
今後の努力と活躍を期待しているよ。
あ、他山の石。人の振り見て我が振り直せだな。
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